2005.09.15

ブロック・レスナー、新日本参戦へ

 “次代の大物”が新日本降臨! 明るい未来が見えてきた?

蝶野成田会見/10・8東京ドーム~ブロック・レスナー選手(元WWE世界王者)参戦決定!
  [NJPW OFFICIAL WEB SITE]

 蝶野:「昨日深夜に会社から電話があり、新日本の10.8東京ドームで、ブロック・レスナーの復帰戦が正式決定したと連絡があった。WWEの世界王者でもあったレスナーが、復帰戦の場に新日本プロレスの東京ドームを選んでくれたことを、新日本役員という立場では感謝している。
 まだカードは決まっていないが、レスナーの希望は、IWGPのベルトだと聞いているので、その件に関しては、希望にそえるよう努力する。」
 開催まで1ヶ月を切りながら、どうにも盛り上がる気配の見えなかった新日本・ドーム大会でありますが、強力な隠し玉がありました。もう、諦めたのかと思ってましたよ・・・。

 ここでブロック・レスナーについてオサライです。

ブロック・レスナー

 193cm 134kg 

 1977年7月12日生まれ 現在28歳
 サウスダコタ州ウェブスター出身

 バックボーンはレスリング(高校時代まではアメフト)。
 00年、NCAA選手権優勝。五輪出場はナシ。
 WWE入り前に、地元ミネアポリスの「ブラッド・レイガンズ道場」に約4ヶ月入門。この時に新日本プロレスからも誘われている。

 01年、大学卒業後、WWEと契約。約1年OVW(2軍団体)で修行。

 02年3月18日、RAW中継内「アル・スノーvsメイヴェン」戦に乱入。ポール・ヘイマンがマネージャー。

 02年3月25日、WWEをRAW・スマックダウンの2リーグに分けるドラフトが行われる。デビュー前のレスナーは8位でRAWに指名される

 02年4月21日、「バックラッシュ」においてTVデビュー戦。ジェフ・ハーディーに圧勝(F5→パワーボム3連発でレフェリーストップ)。

 02年6月23日、決勝でRVDを敗り、「King of the Ring」優勝。

 02年8月8日、ハルク・ホーガンに勝利(フィニッシュはベア・ハッグ)。

 02年8月25日 「サマースラム」において、ザ・ロックを敗り、WWE統一ヘビー級王座奪取(当時、史上最年少記録)。

 02年10月20日、「NO Marcy」において、「ヘル・イン・ア・セル」でアンダーテイカーに勝利(フィニッシュはF5)。王座防衛。

 02年11月17日、「サバイバー・シリーズ」において、ビッグショーに敗れ王座転落(フィニッシュはイスへのチョークスラム)。ポール・ヘイマンがレスナーを裏切る。これが初のフォール負け。

 03年1月19日、ロイヤルランブルで優勝。

 03年3月13日、スマックダウンにおいて、カート・アングルにスモールパッケージで敗れる。カートが兄を影武者として使い・・・。

 03年3月30日、「レッスルマニア」の“メイン”において、カート・アングルをF5で敗りWWEヘビー級王座奪取。終盤、シューティング・スタープレスを失敗…。

 03年4月27日、「バックラッシュ」において、ジョン・シナをF5で敗り王座防衛。これでやっとデビュー1周年。

 03年6月12日、スマックダウンにおいて、ビッグショーと対戦。雪崩式ブレーンバスターによってリングが崩壊。無効試合に。

 03年7月27日、「ベンジャンス」において、レスナーvsビッグショーvsアングルの3WAY。カートがアングル・スラムでレスナーをピン。王座転落。

 03年8月7日、スマックダウンにおいて、ビンス・マクマホンと金網マッチ。無気力試合でまさかのヒールターン。

 03年8月21日、スマックダウンにおいて、義足レスラー、ザック・ゴーウェンと対戦。ゴーウェンをF5で鉄柱にぶち当てるという衝撃シーンが・・・(試合はレスナーの反則負け)。

 03年8月24日、「サマースラム」において、カート・アングルのアンクルロックに初タップ。これ以降、彼が登場すると「You tap out 」の大合唱。

 03年9月18日、スマックダウンにおいて、カート・アングルと「60分アイアンマッチ」を行い、5-4で勝利。WWEヘビー級王座奪取(3度目)。

 04年2月15日、「No Way Out」において、エディ・ゲレロに敗れ王座転落。

 04年3月14日、「レッスルマニア」において、ゴールドバーグと対戦(レフェリーはストーンコールド)。ジャック・ハマーに敗れる。試合後はオースチンのスタナーも食らう。
 この試合を最後にWWEを離脱。

 04年7月、NFL「ミネソタバイキングス」と契約。
 04年8月、NFL「ミネソタバイキングス」解雇。
 05年1月、新日本プロレス・東京ドーム大会に登場。契約の問題からリングには上がらず。
 05年7月、WWEがレスナーと話し合い。結局、合意に至らず。

 WWEで活躍していた期間はたったの2年。改めて振り返ると驚きます。シングルでフォールorタップ負けした相手は、アングル、ビッグショー、エディ・ゲレロ、ゴールドバーグぐらいでしょう。
 WWE王座は3度獲得。実績は申し分ない。

 フィニッシュホールドの「F5」は、「ちょっと微妙」なんて声もありますが、持ち上げてからグルンと回すフォームはド迫力。ちょっとマットに当たる感じがDDTなどと比べると弱いかもしれない。
 F5以上に注目したいのはレスリングの技術を最大限に生かしたスープレックス各種なのかも。特にベリー・トゥー・ベリー(フロント・スープレックス)は投げっぱなしでインパクト十分。ビッグショー・クラスの巨漢でもヒョイヒョイ投げちゃう姿にはオドロキ。
 それだけのパワーがありながらも、シューティング・スタープレスを決めれるほどの(WWEでは1度しかチャレンジしていませんが)身の軽さを持ち合わせている。
 その身体能力が最大の武器となるでしょう。

 その一方で、新日本に上がるとなればいろいろ不安も。
 まず、ブランクが大きい。昨年3月のレッスルマニア以来、試合はまったく行っていないようだ。プロレスキャリアが約2年ですから、それとだいたい同じぐらいの時間休んでいたことになる。
 更に、「キャリア不足」というのも大きなマイナス。基本的にこの人は「巧い」タイプの選手でない。対戦相手の力量によって試合の評価はかなり違うはず。WWEでは、試合巧者のカート・アングルや、レスナーのパワーを表現しやすいビッグショーをライバルとすることで成功した。
 対戦相手の人選がポイント。蝶野戦や藤田戦という話もありますが・・・。

 まだ問題はある。しかも、かなり深刻。
ブロック・レスナー新日登場ですが [新WWE リアルタイムの四方山話]

 ブロック・レスナー新日登場ですが、今現在海外サイトが伝えるところによると、2010年まで他団体に上がっていけないというWWEとの契約条項は未だに生きているとの事。よってレスナーを取り囲む状況はますます複雑になっている事。
 現在両者の間では9月15日にスタンフォードで20分にわたる聴聞会が開かれる事になっているとの事。
 レスナーはかなり強引な形でWWEを辞めていますので、コレをスッキリさせないと。
 引用最後の「両者の間」というのはレスナー・WWEのことでしょうか。明日かあさっての話なので、すぐに情報が入るかもしれません。

 日本ではこんな報道となっています。
 レスナー 10・8新日参戦! [デイリースポーツonline]

 サイモン社長によればレスナーは新たな挑戦として新日本を選択。WWEとの契約問題については「全部クリアになった。本人と弁護士からゴーサインが出ている」(同社長)という。
 うーん・・・大丈夫なんだろうか。今からでもWWEに確認とるべきですな。下手に揉めると、それで団体潰れかねない・・・。
 これが「新日本vsWWE・開戦」のアングルだったら凄いんだが(笑)。この手の話すると「アホなプロレスファンは何でもアングルにしたがる」って怒られそうですが、WWEは何やるかホント分かりませんからね。エッジとマット・ハーディーなんていまだにどこからネタなのか分かりません(笑)。

 WWEとレスナーは今年の7月頃に話し合いの場をもったのですが、その様子がWWE公式サイトで詳しく紹介された時点で「出来レース」「レスナー復帰は秒読み」との声が当然のように飛び交いました。今回の新日本参戦で、この時の交渉が「ガチ」だったことが証明されたことになりますが・・・深読みすると、「その交渉自体が日米・対抗戦へのアングルだった」という可能性もある・・・・わけない。だったらZERO1-MAXなんて引っ張り出さないよな(笑)。

 とにかく、プロレスファンのほとんどが「ブロック・レスナー」という存在に興味津々なのは間違いない。あとは新日本がどう出るか。お金はメチャクチャかかってるだろうし、絶対コケれない。


 ここで一つ素晴らしいサイトを紹介。
ブロック・レスナー - BRUTAL LOGIC
 ブロック・レスナーのことならなんでも分かる! その情報量ハンパじゃないです!
 技や試合の動画もアリ。リング崩壊シーンをまだ見たことない方はぜひチェックを(「メディア」のコーナーにあるので各自で探してください)。私は表情図鑑が好きですw

 そのサイトから興味深い話を1つ。WWE入り前、レイガンズ道場時代のエピソード。。
レスリング・オブザーバー・ライブ/ブロック・レスナー

 「日本からはアントニオ猪木が誘ってきたな。だけど俺はアメリカでやりたかったんで断ったんだ。俺を気に入ってたようだが、イノキってのが誰だか知らなかったんだ。で、試しにイノキとリングで90分間、関節の奪い合いやピンの奪い合いをしたんだ。それが終わった頃になってやっとレイガンズがイノキの正体を明かしてくれたのさ。素晴らしい体格の持ち主だったな。」
 これ・・・ホントに猪木さんなんですかね? 5・6年前の話ですから、いくらなんでも90分スパーはツライと思うんですが。


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2005.09.12

新日本・相模原大会にZERO1-MAX勢が大挙乱入

9月11日(日)相模原市総合体育館 [ NJPW OFFICIAL WEB SITE ]

 いろいろニュース盛りだくさんの週末ですが・・・取りあえずコレを速報で。

■ZERO1-MAX勢乱入
 メイン終了後、ZERO1-MAX・高岩竜一、佐々木義人が突如乱入。マイクを取ると、新日本ジュニアに宣戦布告。挑発を受け、金本を始めとする本隊ジュニア、そしてヘビーの選手もリングに駆け付けた。ZERO1-MAX勢も、田中将斗、大森隆男、佐藤耕平等、総勢13名がリングに上がった。最後に火祭り刀を片手にした大谷晋二郎も登場し、新日勢と睨み合いとなった。一触即発の状態となったが、ZERO1-MAX勢は無言のままリングをおり、ZERO1-MAXバスで会場を後にした。
 あ~そうですか。
 新日本とZERO1-MAX、一応あり得ない組み合わせ・・・なんだけどね。佐々木義人のジュニア挑戦を今頃引っ張りだして対抗戦にもってくってのは・・・。
 10・8ドーム大会まで1ヶ月切ってます、焦る気持ちは分かるんだが。

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2005.08.16

蝶野正洋、まさかの藤田越え、まさかの優勝

 最後に残ったのは三銃士だった・・・。
 昨日の深夜に2時間半の特番あり。それぞれ試合を見ての感想つきで、「2005 G1」をまとめてみたい。

新日本プロレス G1 CLIMAX2005 [ nikkansports.com ]
8.14 新日本プロレス / 東京・両国国技館(11500人)

 [4]準決勝
 ○蝶野(11分35秒 裏STF)●中邑
 ・中邑・コメント「(蝶野の)勝った責任は大きいよ。必ず優勝しろよ。(敗戦は)何が足りないんだ。キャリアか? 何だ? 強さを感じなかったよ…。悔しいね」
 中邑がエルニーニョ(コーナーに飛びついてからのムーンサルト)を自爆、これで左膝を痛めたらしく(もともと悪かった?)、蝶野はそこへ攻撃を集中させる。
 中邑も延髄蹴り、ジャーマン等で返していくが(シャイニング三角が決まってお客さんが沸いたのを初めて見た)、結局は膝の負傷が最後まで響き…STFから裏STFへ。
 試合後にした握手は意味がよく分かりまへん。中邑からしたら絶対に負けちゃいけない試合だもんなぁ。

 握手するときに天を指さした中邑に対し(たぶん、てっぺん=優勝まで行けよ、という意味だろう)、アナが「橋本を意識したのか」と実況してましたが、コレってネタバレなんじゃない? この時点では橋本色は無かったでしょ。

 [5]準決勝
 ○藤田(6分23秒 膝蹴り→片)●川田
 ・川田マイク「今、すっごく悔しいです。この借りは絶対に返します」
 まず、レフェリーがタイガー服部でビックリ。この前、W-1も裁いてたよ~。
 この試合を作っていたのが“川田の顔”でした。エルボー合戦に挑む顔、フロント・チョークに半失神の顔、ダウン状態からスクっと立ち上がった時の顔、そして最後の目をカッと見開いたままでブッ倒れたKOシーンの顔。
 川田の表情が変わるたび、グングン試合に引き込まれてしまう。「試合が巧い」とよく言われる川田ですが、技がどうのって部分以外でも、お客さんを手のひらに乗せてしまう術を知っている。
 最後のKOシーンは藤田の領域である「10分未満の世界」に対する、せめてもの反抗…ってことにしておきます。

[9=メ]決勝
 ○蝶野(8分52秒 シャイニグ・ヤクザ→体)●藤田
・蝶野マイク「最後は、何かもう1つ違う力がオレの背中を押してくれた。おい橋本、俺が05年G1チャンピオンの蝶野だ」
・藤田コメント「このリングに出場する理由が、またできたよ。それだけ」
 橋本のビッグマッチ用イントロで登場した時点で、観客は完全にできあがってしまった。「まだ橋本に頼るのか」という声もあるでしょうが、まぁ、いいんじゃないとか思います。
 ただ試合は…。
 藤田の蹴り・膝はどれも手加減丸出し。あれじゃ、これまで藤田に負けた相手がかわいそう。
 中盤、蝶野はニールキック、DDTと橋本技。続いて微妙ながらもシャイニング・ウィザードを放つ。ちょっと「ウィザード」か「ヤクザキック」かの判断は難しいが、それを放つ前のロープにもたれ掛かる姿は武藤そのものでありました。ちょろっとプロレスLOVEポーズもやってるかな? この辺はお客さんドッカンドッカン。

 このあと蝶野は自らのタイツを破り、膝のニーブレスを剥き出しにする。ところが、そこで放ったのが低空のヤクザキック。膝関係ないじゃん・・・。
 そこから裏STF、STF挟み、やっとニーブレス使って膝蹴り。更にシャイニグ・ヤクザを連発、これでフィニッシュ。

 蝶野コールと橋本コールが交錯するエンディング、形としては成功のようにも見えるが…まぁ、皆さんも同じような感想だと思いますけど、難攻不落の藤田が敗れた試合としてはあまりに説得力がなかった。今後のストーリー展開もまったく見えてこない。
 一話完結としてはアリかもしれんが・・・相変わらず行き当たりバッタリな新日本らしい結末なのかも。
 

 それにしても蝶野はG1強いねぇ。過去の結果はこちら。

91年
92年(T)
93年(T)
94年
95年
96年
97年(T)
98年(T)
99年
00年
01年
02年
03年
04年
05年
 優勝
 優勝
 準決勝負け
 優勝
 3位
 準優勝
 2回戦負け
 準決勝負け
 リーグ戦2位
 3位
 3位
 優勝
 リーグ戦3位
 準決出場者決定戦負け
 優勝
※Tはトーナメント形式
 優秀争いしてないのは、97年・99年・03年ぐらい? こりゃ凄い。凄すぎる。ここまで行くと今後も永遠に優勝予想では外せないなぁ。

 この記事書きながらG1・ビデオの続きを何となく見てるんですが…川田vs鈴木が面白そうなので、もう一度巻き戻してちゃんと見ます。
 G1全体も振り返ろうと思ったけど止めたw


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2005.08.14

藤田和之vs川田利明、G1準決勝で実現

 いよいよ両国連戦を迎えたG1クライマックス、初日で公式戦は全て終了。その結果、「藤田vs川田」のドリームカードが決定。一方のブロックは「中邑vs蝶野」。ストップ・藤田は川田しかいない?

8月13日(土)両国国技館  [ NJPW OFFICIAL WEB SITE ]
8.13 新日本・両国国技館(8000人)

 実は今日の私、両国まで電車で20分ぐらいのところで用事がありまして。夜は暇だったから観戦しようかなぁ~とも思ったですのが、両国駅に電車が近づくとともに大雨が。体調もちょっと悪かったし、サムライで生中継あったし(こういうの言わないほうがいいか?)、会場行って当日券安いとこなかったらイヤだし…と、マイナス要素を勝手に積み重ね、まっすぐ帰宅してしまいました。
 7時半ぐらいからサムライでTV観戦。簡単な感想つきで。
 ちなみに、当日券は全部あったみたいですw

 川田vs西村戦から。それより前の試合はこちら。

 [2]○吉江(8分22秒 ダイビング・ボディプレス→体)●後藤
 [3]△鈴木(12分17秒 両者RO)△カシン
 [4]○中西(13分50秒 ヘラクレス・カッター→片)●棚橋
 うまいこと消化試合がパスできた。鈴木vsカシンが見れなかったのは痛い。
 [5]○川田(17分0秒 ストレッチプラム)●西村
 途中、足4の字をかけた西村が「瞑想」に入る。かけられた方がそれで耐えるなら分かるんだが、かける方がソレやってメリットはあるのだろうか?
 とにかくスルスルと川田をかわしていく西村だったが、最後は「コレデモカッ!」ってぐらい体がヒネリまくったストレッチプラムでフィニッシュ。あそこまで捻ったのは初めて見た。


 [6]○蝶野(11分19秒 シャイニング・ケンカキック→片)●藤波
 相変わらず元気な藤波さん。鈴木みのるにはボロクソ言われたが、一時のコンデションを考えると凄いもんです。G1に出る資格があるかどうかは別にして。
 ベッカムカプセルってそんなに効果あるのか?
 しかし、終盤にダイビング・ニーをかわされた藤波は躓くような形でマットに倒れこんでしまう。正直、これは寂しかった…。それで足を痛めたようで、あっさり終了。

 [7=セ]○永田(16分55秒 バックドロップ・ホールド)●天山
 蝶野が勝った時点で永田の準決勝進出はなくなった。それでも永田は気合入りまくり。今日は本当に動きがよかった。
 蹴りはスピード・迫力、共に満点。永田さんの蹴りは膝から下の力を抜いちゃう手加減モードの場合が多いんですが・・・今日は文句ありません。
 コーナーつめての膝蹴り、垂直落下のブレーンバスター、そしてフィニッシュのバックドロップ・ホールド、全てが気持ちが乗っていてインパクトあった。それを放ってるときの表情がまた素晴らしい! イケメンだよ!
 それに比べると天山はイマイチだったような。モンゴリアン・チョップに見せかけてヘッドバット放ったのが良かったぐらいかなぁ。
 ちょっと永田さんは今後期待したい・・・大晦日にむけて


 [8=メ]○藤田(6分25秒 膝蹴り→片)●中邑
 藤田の攻撃を何とかかわし、関節技・絞め技で勝負する中邑。しかし、藤田の膝蹴り一発で逆転。
 同じ格闘系のようでいて打撃という中邑にない弾を持ってる藤田は有利に試合を進められる。総合で藤田に勝てそうな日本人なんてほとんどいないんだから、同じ形で行っても当然ダメ。
 それを悟ったかのように、そこから中邑はプロレス技で勝負する。マットに突き刺さるDDT、危ない角度の投げっぱなしジャーマン、さらにタイガー・スープレックス。流れは良かったと思うのだが…。
 結局はランニングの膝でフィニッシュ。やっぱり5~6分で敗退。藤田は公式戦全てをコレで乗り切ってしまった。
 藤田は完全にロード・ウォリアーズ。勝っているうちはいいんだが、どうやって土を付けるかが問題。ベビーフェイスがそういうスタイルなら、ヒールがコズルイ戦法で勝っちゃうパターンもあるんですが。どうしたもんだか。

 さてさて、明日のカードは以下のようになりました。
8月14日(日) 両国国技館 [ NJPW OFFICIAL WEB SITE ]

 蝶野正洋vs中邑真輔
 川田利明vs藤田和之
 まさかまさかの川田vs藤田が実現! 小川直也と名勝負を繰り広げている川田です、こういうタイプ相手でも問題なく対応しそう。こりゃホントに注目ですよ。

 藤田へのリベンジを狙う中邑、橋本真也死去後のG1でモチベーション上がっているであろう蝶野、優勝争いも難しい。

 観戦記1つ紹介。
8・13新日本プロレス「G1クライマックス」両国国技館、速報観戦記まとめ [ カクトウログ ]
 客入りがかなり寂しかったようですね・・・。

おまけ:

 全試合前、選手入場式終了後、リスマルクJr. 選手が紹介された。
 リスマルクJr. 選手は、アカプルコの青い翼・リスマルク選手の息子で、7月から8月にかけて開催されたメキシコ国内のG1で優勝。明日の14日両国最終日には、新日本リングで試合が組まれる予定。
 リスマルクJrか~。新日本だとどうだろ。


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2005.08.12

G1クライマックス、両国を前にまとめ

 いよいよ終盤戦突入のG1クライマックス。独走する藤田を止める男は現れたのか?
 ここらで結果をまとめてみます。注目試合と番狂わせのあった試合を記載。

8.7 大阪府立体育会館(6000人・満員)

 [7]○カシン(11分16秒 ストレッチプラムを返してエビ)●川田
 [8=セ]○蝶野(17分50秒 シャイニグ・ケンカキック→体)●鈴木
 [9=メ]○中邑(13分35秒 逆十字固め)●棚橋

8.8 横浜文化体育会館(5000人・満員)
 [8=セ]○藤波(10分17秒 逆十字固めを切り返して→エビ)●鈴木
 [9=メ]○川田(26分55秒 低空ドロップキック→片)●永田

8.10 ツインメッセ静岡(3500人・超満員)
 [3]△中邑(5分15秒 両者リングアウト)△矢野
 [7]○西村(11分29秒 巻き込み前方回転エビ固め)●藤波
 [8=セ]○鈴木(13分50秒 裸絞め)●天山
 [9=メ]○蝶野(12分1秒 シャイニング・ケンカキック→片)●川田
 今回のG1はスカパーで全大会を当日か翌日に見ることができる。でも実際そうなってみると全部見る気にはならないな(笑)。時間もないし。
 ってことで気がつくとほとんど見てないんですけど・・・やっぱり川田・鈴木絡みが面白そう。
 鈴木vs藤波は鈴木さんにとって、かなり消化不良だったようで自らのBLOGで怒りをぶちまけています。
Yahoo!ブログ - 俺が鈴木みのるだ!
 あの伝説の竜戦士は…
 もういない…
 最悪だ…
 あの日の第一試合を戦っていた少年の目の前にいたのは
 …やる気のない
 …過去の栄光にすがる
 …ただの窓際族
 …何のための戦い?
 …何の為のG1?
 …あの時の少年を裏切るなよ…もう…伝説は…過去のモノ
 …竜をまとう伝説の戦士は…もう…いない…。
 最悪だ…
 鈴木さんは試合が終わる度に感想を書いてくださってる。素晴らしい。
 あと、中邑真輔が静岡の矢野戦で負傷。場外へトルニージョ放って床に激突。そのまま動けず。
 なんだかBブロックはケガが多い。

 そして今日の結果。
>8.11 愛知県体育館(8500人・超満員)

 [2]○後藤(4分16秒 バックドロップ→体)●矢野
 [3]○中邑(10分49秒 腕十字固め)●吉江
 [4]○永田(19分34秒 バックドロップ・ホールド)●西村
 [5]○蝶野(1分45秒 裏STF)●カシン
 [7]○川田(17分11秒 顔面キック→エビ)●鈴木
 [8=セ]○天山(12分49秒 ムーンサルトプレス→片)●藤波
 [9=メ]○藤田(8分2秒 膝蹴り→片)●中西
 注目の川田vs鈴木は川田勝利。試合後は両者が張り手を交換→抱き合う、という流れ。納得できる内容だったんでしょう。
 カシンが1分で負けたり、藤田が全勝守ったり・・・。

 さて、星争いをまとめますか。

AブロックBブロック
1位:
1位:
1位:
4位:
5位:
5位:
7位:
7位:
天山広吉
蝶野正洋
川田利明
永田裕志
西村修
鈴木みのる
藤波辰爾
カシン
8点
8点
8点
6点
5点(脱落)
5点(脱落)
4点(脱落)
4点(脱落)
 1位
 2位
 3位
 4位
 5位
 5位
 7位
 8位
藤田和之
中邑真輔
中西学
棚橋弘至
吉江豊
後藤達俊
矢野通
真壁刀義
12点(2位以上決定)
11点(2位以上決定)
8点(脱落)
7点(脱落)
4点(脱落)
4点(脱落)
2点(脱落)
0点(脱落)
 Bブロックは早くも上位2名が決定。最終戦の藤田vs中邑が1・2位決定戦ということになる。
 Aブロックの最終戦カードはコチラ。
8.13 両国国技館
 天山(8点)vs永田(6点)
 蝶野(8点)vs藤波
 西村vs川田(8点)
 鈴木vsカシン 
 うーん、ちょっと読めないが何となく永田さんは無理な気がする。えーっと、永田さんは蝶野・川田に負けてるから…もう可能性はないのかな(同点の場合、直接対決の勝敗で順位決定)。よくわからん。暇な人計算してみて。
 例年だと、どちらかのブロックは混戦となって「代表決定戦」が行われる。けっこう、「1試合多いハンデ」というのが「格」のバランスを保つためのアレとして重要なんですが…今回は決定戦が行われそうなシュチエーションがない? 暇な人計算して。

 打倒・藤田はなるのか? 短時間決着でスイスイ連勝してきた藤田にG1優勝の栄誉を与える刺客はあるのか? とにかく最終戦に注目。


 おまけ:
ニュージャパンハ モウ シンデイル! [ 多重ロマンチック ]
週刊GONG掲載、ジョシュインタビュー [ BurningSpirit(バーニングスピリット) ]
 「おまけ」って言うのは申し訳ないんですが、今週の週刊ゴングにジョシュ・バーネットのインタビューが掲載されました。内容はリンク先で軽く確認後、本屋でゴングを購入してください。
 とにかく、PuroresuPower.comさんの情報が真実であることが証明されました。

 「ケガはほぼ完治している(総合はまだ無理)」
 「とにかくジョシュは新日本に対し怒っている」
 ゴングが取り上げたことで、新日本としても無視することができない状況となった。今後、どう展開していくのか。
 リング内の抗争に発展させることもアリだろうが、その場合はジョシュがベビーで新日本がヒールという位置関係になってしまう(笑)。 
 取りあえずは新日本の弁明があるはずですから、それを待つことにしますか。
 今後のジョシュ、新日本と和解することがなければ他団体進出か? スタイル的に一番合いそうなのはW-1? ビッグマウス・ラウド? Uインター色の強いハッスルもアリ? 隠れノアヲタなんて噂もあります。
 プロレスよりも気になるのはMMA関係。新日本とDSEが手を組む流れに向っている今、これでジョシュのPRIDE参戦が消えてしまうのが一番困る。でも、この交流はDSEが主導権とってるような気もするので、新日本からあーだ・こーだと言われるのはないかな?
 まぁ、新日本を捨てて「U信者」を名乗り、PRIDEで復活してくれるのが一番いいんですが。


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2005.07.31

ジョシュ・バーネット欠場について

 うちのBLOGを取り上げて頂くことが多い海外のプロレスサイトPuroresuPower.comさんから、ジョシュ・バーネットG1欠場についてメールが届きました。

BurningSpirit(バーニングスピリット)さんや、NHBnews PROさんで紹介されているモノと同じ内容です。
The rest of the story... [ puroresupower.com ]
 内容が重なってしまいますが、多くの方に知って欲しいという思いからメールをくださったはずですので、うちでも紹介したいと思います。

 こちらに翻訳あります。
ジョシュG1欠場に関して from puroresupower.com [ BurningSpirit(バーニングスピリット) ]
 簡単にまとめると

  • ジョシュの肩の怪我は完治している。G1出場の準備はしていた。
  • 川田との入れ替えに関して、新日本からジョシュへ何の連絡もなかった。
  • 過去にもジョシュの試合に関しての決定事項が本人に知らされないことが続いていた。
  • 近く、ジョシュ本人から公式メッセージが出る予定。
 ってな感じ。
 この記事を書いているZach Arnold氏はジョシュとも面識があり、信憑性は高いと思われます。

 取りあえずはジョシュのコメント待ちですが・・・今後いろいろ影響ありそう。
 まぁ、本人への伝達より発表が先だったり、ケガでアレってのはよくあることです(許されることではないのでしょうが)。問題は新日本がジョシュのことをどう考えているかってこと。
 

■関連リンク
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PuroresuPower.com

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2005.07.29

川田利明、G1クライマックス参戦決定

 G1クライマックス、全参加選手決定。ジョシュが欠場・・・しかし、最後の最後に超大物の出場が決定!

【記者会見】G1 CLIMAX 直前記者会見 in 両国~川田利明選手参戦決定 
 [ NJPW ]

 参加決定メンバーはこちら。

Aブロック
 天山広吉
 蝶野正洋
 永田裕志
 藤波辰爾
 西村修
 鈴木みのる
 川田利明
 ケンドー・カシン
Bブロック
 棚橋弘至
 中西学
 中邑真輔
 真壁刀義
 吉江豊
 矢野通
 ブルー・ウルフ
 藤田和之
 凄いことになりました。
 ジョシュは肩の負傷癒えず不参加、代わりに川田が登場となった。
 異色のメンバーが話題となっていたAブロックですが、川田参戦でますます面白くなってまいりました。

 川田の試合日程を確認。

8.4 福岡 vs天山
8.7 大阪 vsカシン
8.6 大阪 vs藤波
8.8 横浜 vs永田
8.10 静岡 vs蝶野
8.11 愛知 vs鈴木
8.13 両国 vs西村 
 どれも注目。
 vs天山、vs西村は三冠戦でイイ試合してます。鈴木みのるとはおそらく初対決でしょう。藤波ともシングルは初めてか? 元全日本であるカシンとの絡みも予想がつかない。
 どちらかと言えば、若手中心に構成されているBブロックに入った方が川田の持ち味は出るような気もするが・・・。まぁ、Aブロックでも充分オモロイ。
 決勝では「藤田vs川田」なんて言うスーパーカード実現の可能性もある? ・・・上井さんがブッカーの時代ならホントにあったかもしれん。
 。「無所属」の川田であるが、今回の参戦は新日本からDSEにオファーが行った形らしい。ハッスルHPにも記事あります(どうせなら「某老舗団体参戦決定」とかって見出しが欲しかったw)。ある意味、「ハッスルK」としての殴り込みか? そして新日本とハッスルの関係は? これも橋本さんの死をキッカケに生まれた交流なんでしょうね。
 とにかく、G1が待ち遠しい。

 なお、力皇戦で負傷した棚橋弘至はそのまま参加予定。
 札幌大会で負傷したブルー・ウルフは参加が微妙。ウルフは「もし自分が出れないのならば、尊敬する後藤達俊を出して欲しい」とコメント。


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2005.07.20

藤田和之、IWGP奪取 ベルトは橋本さんへ

 NOAH・ドームの裏で行われた大一番、チームジャパンの藤田に王座移動。またも天山は短命王者に終わった。

7月18日(月)札幌・月寒グリーンドーム  
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7.18 新日本/北海道・月寒グリーンドーム(3500人)

 3500・・・。昨年7月19日に月寒大会は5000人・満員(メインは藤田vs柴田)。
 新日本の切り札カードだろ・・・。

 [8=メ]IWGPヘビー級選手権
 ○藤田和之(13分59秒 ヒザ蹴り→片)●天山広吉
 ※挑戦者・藤田が王座奪取(43代)
  • 試合後、藤田は本部席に飾られた橋本選手の遺影に一礼し、IWGPのベルトを静かに置いていく。
  • 天山コメント「藤田の力は認める。でもあいつが顔色変えんと立ち上がってきたのには恐れいったわ。これからって時にいつもこうや、情けないです。俺が生きてる限り狙います」
  • サイモン社長「現在のベルトを封印して、新しいベルトを作ることを含め、今後どうするか藤田選手と話し合って決めたい」
  • チームJAPAN勢は宿舎まで10キロの道のりをマラソン。
 藤田勝ちました・・・。フィニッシュは膝蹴りか~。
 藤田はIWGPのベルトを橋本に返した。現在のベルトは1996年頃、橋本が最後にIWGPを巻いた時に新しくなったもの。正直、デザイン的に評判は悪かった。3代目のベルトを作るタイミングとしては良いかもしれない。

 藤田がベルトを巻いて今後はどうなる? 取りあえずはG1優勝者が挑戦する形となるでしょう。それよりも前に藤田がG1に出るのかも問題。
 大晦日以外でMMAじゃ出番が無さそうな藤田(猪木事務所所属が問題?)、ちょっと本気でプロレスに取り組んで頂きたい。そのつもりがあるのなら・・・G1に出場&巡業参加でファンの信頼獲得へ。
 私は新日本内のヒールとベビー、総とっかえなんて面白いと思うのだが。
 チームJAPANは人気出始めてる。蝶野もやっぱり指示される。CTUグッズは売上好調・・・。
 NOAH・ドームでアレだった棚橋は開き直ってヒールになる手もある。中邑はもともとソッチの素質充分あると思うし。天山もガーガー怒鳴るならヒールの方が・・・。
 まぁ、実際には無理でしょうけど。もはや日本プロレス界トップは完全にNOAHですから、ビクビクせずにいろいろやってみるのものアリなんですよ。挑戦者として攻めましょう。

 この日は猪木がやってきた。北海道方面はよく来るね。

 アントニオ猪木登場
 休憩時間にアントニオ猪木会長が登場し、7月11日に急逝した橋本真也選手への思いをリング上で語った。
 猪木:「橋本真也・・・ブッチ(猪木会長がつけた橋本選手の愛称)のあまりにも早い死に言葉をなくしています。人生太く短く・・・そんな生き方をしたブッチに、時間が経つにつれて涙より笑って送り出してやろうと感じました。
 デブで愛嬌があるブッチ・・・。いつまでも彼は俺達の心の中に生きています。
 ・・・元気ですかー! 1、2、3、ダァァーッ!!!!」
 猪木は「ブッチ」って呼んでたんですか。「ャー」ぐらい足してやってくれよ~。

 このシリーズの新日本は、橋本選手が亡くなって以来、全会場で追悼セレモニーを行っています。
 個人的には新日本が橋本を弔うことに抵抗あるんですが・・・親交のあった選手は多いだろうし・・・。

 他の試合。

 [7=セ]
 ○藤波、西村(11分8秒 後方回転エビ固め)●蝶野、ウォーターマン

 [5]IWGPJrヘビー級選手権
 ○タイガーマスク(15分54秒 タイガーSH)●ディック東郷
 ※王者・タイガーが防衛

 [4]IWGPJrタッグ選手権
 ○稔、洋央紀(23分51秒 逆十字固め)金本、●サムライ
 ※王者・稔組が防衛

 藤波が蝶野に勝った。あんまり張り切らず、G1は完走を目指して・・・。

 東郷が負けた。ジュニア王座のキューバ流出はならず・・・じゃなかった、何でもないです。
 元みちプロ対決ってことで、試合内容は期待できるかな?

 今日の試合はコチラなんですが
7月19日(火)旭川地場産業振興センター  [ NJPW ]
 棚橋が出ていないのが気になる。最初から入ってなかったんでしょうか?
  

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 なんか、この記事はまとまらなかった。いつもか。

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2005.07.18

橋本真也さん告別式に2万人参列

 橋本真也さんのお通夜・告別式が行われました。

橋本さん通夜に500人が参列 [ nikkansports.com ]
告別式に参列の2万人が最後の別れ [ スポーツナビ ]

 橋本さんの棺には、母校の安達学園中京高等学校の生徒たちから送られた寄せ書きと闘魂Tシャツがかけられた。出棺の際には、「闘魂三銃士」の盟友であった蝶野正洋、武藤敬司をはじめ、親代わりだった坂口氏、藤波辰爾、獣神サンダーライガー、天山広吉、中西学、荒川眞(ドン荒川)らが棺に手を添え、霊柩車に乗せた。
 橋本さんのテーマ曲であった「爆勝宣言」が流れ、司会者から「破壊なくして創造なし。183センチ、135キロ、橋本真也ーっ!」と最後のコールがされると、ファンは霊柩車に向けて1000本の赤い紙テープを投げ込み、盛大な「ハッシモト」コール。遺影を抱いた妹の真生さん、位牌を持った長男の大地君ら家族と選手、ファン、関係者に見送られ、橋本さんは遠くへと旅立った。
 2万人は凄いですね・・・。昨日は30度越えの猛暑、参列された方も大変だったでしょう。

 告別式に参列されたレスラー・関係者等を並べてみます(敬称略)。

 小川直也、川田利明、武藤敬司、小島聡、高田延彦、上井文彦、前田日明、田村潔司、坂口憲二、杉本彩、パパイヤ鈴木、勝俣州和、セイン・カミュ、KONISHIKI、堀江崇文(ライブドア社長)、三浦大輔(横浜ベイスターズ)、ドン荒川、佐々木健介、北斗晶、草間政一、三沢光晴、小橋建太、神取忍、大仁田厚、角田信朗、グレート小鹿、鈴木みのる、佐野巧真、榊原信行、谷川貞治、坂口征二、長州力、高阪剛、馳浩、天山・中西ら新日本プロレス勢(前日の青森大会からバスで乗り付ける)、大谷らZERO1-MAXほぼ選手全員、中村祥之。
 アントニオ猪木は飛行機の都合で葬儀には間に合わなかった
 これ以外にもまだまだいるでしょう。

 ベイスターズの三浦投手は、13日に完封したウイニング・ボールを棺に納めたそうです。

 この人のコメントに注目。
 興行を中止した草間氏ざんげ [ デイリースポーツonline ]

 「蝶野さん、武藤さんとは話したが、橋本さんと会って話す機会がなかった。中止せざるを得ない事情はあったが、まさかこういうことになるとは…。今にして思えば、やらしてあげたかった」
 「今更なんだよ!」ってな声が多いでしょう。まぁ・・・草間さんの肩を持つわけではありませんが、ちょっとかわいそ。あまりに突然なだけに、どこかへ怒りをぶつけるとしたら・・・草間さんに矛先が行ってしまう。普通の神経な人なら耐えられないでしょ。でも草間さんなら大丈夫かな(笑)。

 順番が違いますが、一昨日の全日本・後楽園ホール大会では、橋本・追悼試合が急遽行われています。
涙のDDT武藤「橋本、天国で…」/全日 [ nikkansports.com ]

7.15 全日本/後楽園ホール(1500人)
・メイン終了後、武藤「橋本がさ、死んじゃったよ…。健介! 小島! 嵐! 追悼試合やろう」
 
 武藤&小島(10分時間切れ 引き分け)△嵐&健介

 ・満員の観衆とテンカウントを聞くと、LOVEポーズの指を3秒間口づけして、橋本さんの写真に向けた。「爆勝宣言」が大音量で流されると、その指をゆっくりと天に向かって突き上げた。「天国で新しい団体つくって待ってろよ橋本! オレがそっち行った時はよ、絶対、絶対オレをエースで迎えろよ橋本!」。

 武藤はケサ斬りチョップ、DDT、三角絞め・・・橋本の得意技を次々に繰り出した。
 「俺をエースで迎えろよ」って台詞には橋本も笑ってるだろうなぁ。武藤らしさ爆発。

 これからしばらくは追悼関係の話題が多くなってくるでしょうね。様々な団体が協力するんでしょうが・・・あんまり揉めずに、とにかく橋本が喜ぶ形で華やかにやりましょう。


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2005.07.14

橋本真也、追悼興行・合同葬開催へ

 突然の訃報から3日、橋本真也・追悼興行と共にプロレス団体合同葬の話が持ち上がっている。

 まず12日に「追悼合同興行」の話が持ち上がる。
橋本は生きる、決行!三銃士&OH砲興行 
 [ nikkansports.com ]

 人気プロレスラー橋本真也さん(享年40)の突然の死去から一夜明けた12日、新日本プロレス同期入門で闘魂三銃士と呼ばれた武藤敬司(42)と蝶野正洋(41)が、それぞれ会見を開いた。
 2人は、ハッスルで橋本さんの盟友だった小川直也(37)を含め、プロレス界全体の追悼興行で故人を盛大に送る考えで一致。団体の枠を超えたムーブメントで、誰よりもプロレスを愛した故人をしのぶ。
 無所属状態で亡くなってしまった橋本、追悼興行は新日本・全日本・ハッスルが中心となって開催される方向。
 決して良い関係とは言えない新日本とハッスルも手を組むことに。名前が挙がった団体以外にも、参加する団体は続々現れるでしょう。ZERO1-MAXはどうかなぁ・・・。
 10月の新日本・ドーム大会を追悼興行とするような報道もありました。山ほど事件のあった東京ドーム、追悼には相応しい場所かも。
 カードはどうなる? 「蝶野vs武藤」なんてのもアリでしょうが、私は若い世代に繋ぐようなマッチメイクを期待したい。「武藤&蝶野&小川直vs棚橋&中邑&力皇」なんてのはどうだろ。これでもインパクト不足かな~。
 とにかく、「お別れ会」にはしたくないんです。何か新しいモノ出さないと。

 さて、昨日から今日にかけて「合同葬」という話も出てきました。
 橋本さんファン葬を検討 
 [ スポニチ Sponichi Annex ニュース 格闘技 ]

 笹原GMが試合前に報道陣の取材に応じ、ファン主体の合同葬を行いたい意向を示した。蝶野、武藤らが提案する追悼イベントには「われわれとしてもどんな形であれ、協力は惜しまない」と賛同の姿勢を表明。
 「ファンのために合同葬みたいなものができたらいい」と語った。
 ハッスルとしては橋本さんの実家(岐阜)に近い名古屋で開催される「ハッスル12」(9月10日、愛知県体育館)で独自の追悼興行を企画している。
 武道館で行われた馬場さん・追悼式と同じような形でしょうか。あそこまで大きくできるかは分かりませんが、とにかく賑やかにいきましょ。

 では、橋本さん関係のニュース、各選手コメント等をまたまとめておきます。
 12日までの選手コメントは↓で。
橋本真也さん死去から一夜明け/選手・関係者コメントまとめ [ プロレス専門BLOG「ブラック・アイ」 ]

7.15後楽園大会で橋本氏追悼の10カウントゴング=全日本プロレス [ スポーツナビ ]

 全日本プロレスは14日、都内の事務所で会見を開き、11日に脳幹出血のため40歳の若さで急逝した故・橋本真也さんに哀悼の意を表し、翌15日の後楽園ホール大会の全試合終了後に10カウントゴング・セレモニーを行うと発表した。
天山涙…藤田戦V誓った [ デイリースポーツonline ]
 天山「橋本さんは何度もベルトを取っていて、その背中を見て尊敬していた。橋本さんのような王者になる」
蝶野&ライガー DDT捧げた [ デイリースポーツonline ]
 全選手が喪章をつけて試合を行う中、蝶野、ライガー組は、天国の橋本さんにオマージュをささげた。蝶野とライガーは橋本さんの得意技のけさ切りチョップ、DDTを披露した。試合後、ライガーが「オレはアイツに笑われないようにするだけ」と語れば、黒い総帥も「こういう状況だから真っすぐ試合に入れない部分もあるけど、これをエネルギーに変えて一からやり直す」と気合を入れていた。
新日でも10カウントゴング [ スポニチ ]
 悲しいゴングの音が会場に鳴り響いた。直後には橋本さんの入場テーマ曲だった「爆勝宣言」が流され、ファンも橋本さんの早すぎる死を惜しんだ。
大谷悲痛の別れ、橋本さん絶縁から8カ月 [ nikkansports.com ]
 ほんの1日だけ、現実を受け入れる時間が欲しかった。だが、大谷は橋本さんの顔を見ても、死をうまく理解できなかった。常に自分が主役でなければ我慢ならないあの橋本さんが、話しかけても返事をしない。戸惑いを隠せず、30分間顔を見詰めてぼう然とした。
中西号泣「オレも全身全霊込めて戦う」 [ スポニチ ]
 言葉でなく体でプロレスを教えてくれた。オレも全身全霊を込めて戦っていく。
付け人に名前…川田「寂しい」 [ nikkansports.com ]
 いいことも悪いことも、レスラーらしさを持つ貴重な人がいなくなった。寂しいし、プロレス界にも大きな損失だ
はせ日記(馳浩)
 あの爆裂キックやいたずら小僧の笑顔やプロレスにかける情熱は、一口では言えるはずがない。今朝の新聞報道を見るにつけても、あまりにも現実離れしていて、吐き気がするほど気分が重い。合掌するばかり。
 翌日も橋本さんの話あり。

成瀬昌由の自由人ブログ

 しかも、その披露宴後に橋本さんが週プロのインタビューを予定されており、記者が会場まで迎えに来ており、その担当記者が橋本さんと当時RINGSだった俺達という珍しい3ショットだからという事で、俺と山本と橋本さんの3人で記念撮影をさせてもらい、その時に橋本さんに「どんな感じで撮ろうか?」といわれたので、俺が冗談で「三人で手を重ねて“旗揚げポーズ”はどうでしょうか?」と言ってみると、いいなそれ!ってな感じでポーズを撮ったのを何となく覚えています。
「俺様モノ」高木三四郎
 2002年の冬木軍川崎球場大会に俺様が参戦したとき坂井に橋本さんに挨拶しに行かせたのだが橋本さん、坂井を見て何を思ったか「お前アレだな、なかなかイイ試合するな。背も高いし、体も大きいから健想みたいな良い選手になるぞ」と声をかけていただいた。当然坂井は試合なんかしてないわけだが、

橋本さん前妻「ただいまと帰ってきそうで…」  [ ZAKZAK ]
 ↑離婚の原因について語っています。あのことにも・・・。見たくない人はスルーして。

あゝ! 一軒家プロレス
 トップページに追悼コメントあり。

破壊王追悼「クロマティ高校」試写 [ Yahoo!ニュース ]

 人気漫画を映画化した「魁!!クロマティ高校THE☆MOVIE」(監督山口雄大)の試写会が12日、都内で行われた。
 11日に急逝したプロレスラーの橋本真也さんが、主人公に弟子入りを申し込まれる本人役で出演。共演したプロレスラー・高山善廣(38)は「以前タッグマッチで負けたので、そろそろ仕返ししようと思っていたのに…」と肩を落とした。
ハマの番長(横浜ベイスターズ・三浦大輔)涙、橋本真也さんに捧ぐ完封  [ nikkansports.com ]
 マウンドに橋本さんの声が届いた。「大輔、気持ちだけはしっかり持て!」。追悼の意を込めてリクエストした橋本さんのテーマソング「爆勝宣言」が流れ、三浦の闘志を鼓舞した。お立ち台ではさすがに涙をこらえられなかった。
 三浦「すごくお世話になった方です。この気持ちはきっと届いたと思う。ゆっくり休んでください」。
 3年ぶりの完封勝利。まさしく、橋本さんとのタッグで勝ち取った。
 3年ぶりって言うんだから、橋本の力が大きいのは間違いない。 

橋本さんが急死したとのこと! [ livedoor 社長日記 ]

で、仕事してたらショックな出来事が!以前の日記で一緒に食事をした橋本さんが急死したとのこと!最近も知人経由で近々会いましょうといわれていた矢先のこと。。。諸行無常。一日一日を一生懸命生きないと。。
 手を組む予定でもあったんですかね・・・。

BLOG @ ZERO1-MAX

 小川選手との試合に負け引退し(させられ)、なぜか解雇、ZERO-ONE旗揚げ、真撃の開催等気持ちの整理がついたら少しずつ本当の話を公表していこうと思います。
 追悼興行を真っ先にさせて頂きたい気持ちは私達選手・フロントにもあります、早くやればいいというものではないと思います。時期がきたら残された3人の子供達のために我々の出来る限りのことをさせて頂きます。
 29日の後楽園で10カウントゴング。
 本当の話って・・・。

 ところで、月末発売の週刊ゴングには特別付録でDVDが付くんですが・・・そこに「橋本真也vs栗栖正伸」が収録されているらしい。
橋本真也、急死その4 伝説の栗栖正伸戦がDVD化されるぞ
  [ 悲しきアイアンマン ]

 1990年8月に後楽園ホールで行われたノーTVマッチ。俺、確か前日は観戦してるんだよなぁ~(メインは橋本vs馳だったかな?)。
 海賊版の映像は見たことありますが・・・ホントに凄い内容。
 この試合を見るときって、ほとんど栗栖さんに感情移入しながら見ちゃうんですが(FMWで復帰後、新日本に戻ってきてすぐの試合)、今、もう一度、橋本中心に見たら印象変わってくるかも。
 ゴングは奇跡のタイミングを掴んだ・・・。

 全プロレスファンは買って見なさいっ!


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